カーボンきりたんぽ。秋田にはまだ早いか・・・
ホイールの端材がきりたんぽに化けました。
~上手なカーボンきりたんぽの作り方~
1.アルミのパイプを綺麗に磨き上げ、ケムリースにて離処理
線膨張の大きいアルミは、内圧がかかりやすく良いです。カーボンの線膨張が4~5.鉄やGFRPが10~11.アルミは23と鉄の倍伸びます (×10^-6/℃)
2.カーボンを巻き巻き
なるべくしっかり巻きつけます。凸形状にカーボンを沿わせるときは、しっかり押さえつけないと、しわになりやすいです。逆に凹形状は突っ張りやすいので、どちらにせよプリプレグで積層するときは、型にしっかりなじませてあげる必要があります。
3.ヒートシュリンクテープを細かいピッチで2回ぐらい巻き巻き縛り上げます
熱によって収縮するテープを使い、アルミの膨張+テープの収縮によって カーボンに圧力がかかり、バキュームをかけなくても成型可能です。
4.家庭のオーブンに入れて加温
良い子はおかあさんに断りを得て。悪い子は留守の時にやりましょう。
5.脱型
アルミが冷えて、元の大きさに戻ったら、カーボンとの線膨張差で隙間が開き、抜き勾配がなくても、アルミの下処理と離処理さえしっかりやっていれば抜けます。
釣竿やゴルフシャフト、バイクのカーボンサイレンサーなどはこうやって作られます。プリプレグの成型入門には良い教材かと思います。
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