2007/03/28

ハンドル?ではありません

お鍋を型にして、カーボン部品の積層です。コア材にはバルサを使用し、強度アップを図っています。
バルサは樹脂を多く吸うので、300g/㎡目付けの接着フィルムを使います。あと、100℃以上になると、バルサ内の水分が蒸気になり、層間の接着が不完全になる恐れがあるので、しっかり乾燥させてから積層すると、プリプレグにも使えます。ハニカムよりも細やかな形状が出せるのも利点ですね。
バック完状態。バキュームラインは、銅パイプでバッグ内のブリーザーとのラインを作り、シリコーンの肉厚ホースとジョイントしています。ホースの内部は真空で、外部から3kg/c㎡の圧力、且つ高温にさらされる過酷な状況になるので、肉厚のホースが必要になります。カプラは日東工器の真空用です。



完成。ステンのお鍋を型にしたので、ピッカピカに出来ました。


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