今回、凝って作った部品の中に、カーボンアップライトがあります。「何でカーボンなの?やりたかったの?」と秋田でサレジオのS先生に言われましたが・・・そうですやりたかったんです・・・F-1みたいなインホイールアップライトにしたかったんです。。。でもそれだけじゃないんで、一応経緯を書きます。
アップライト写真

断面①:ディスク面オフセットの大きなカーボンディスクホイールの利点を活かして、キングピンオフセットをゼロにしようと思い、この辺かなぁとロッドエンドを配置

断面②:でもベアリング間距離はなるべく大きく取りたいなぁと、ハブとベアリングを配置。でもこのままアップライトをロッドエンド間に直線的に配置すると、車軸が成り立たなくなるなぁと。

断面③:ほなぁ、前から見てC型の断面にすれば、取り合いが成立するんじゃないかと思ってみました。C断面にすると、アップライトの取り付けが片持ちになり、おもいっきり曲げがかかります。イマイチ気持ち悪いので、剛性を高めるためにC断面をくるっと回転させ、ホイールのような”フープ状”にして剛性アップを図りました。
じゃー型は?作ろうかとも考えましたが、耐熱があり、手ごろな型を探すとお鍋が出てきました。年始には手ごろな大きさのお鍋を散々探しましたね・・・980円で良いのが見つかったので良かったです。
積層は?一応昨年車のアルミアップライトと等価剛性を保つため、断面2次モーメントだけは計算してますが、走行中にどこが変形しているかイマイチ分かってないです。ま、秋田のコーナーリングにも全然耐えているのでOKとしてます。
良かったのは、アップライトの上下面が平面なので、キングピン傾斜角とキャスター角、アッカーマンの位置決めがし易かったですね。
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