2009/08/28

2009 菅生レポ レース2日目その1

2009 菅生レポ レース1日目から続き

二日目です。

昨日の走行結果がまあまあだったのでいい気分。その分、夜の充電にはプレッシャーがかかりました。でも、お酒もあんまり飲まなかったお陰でかWSBRのように設定電圧を間違えることもなく充電完了。

作戦を考えようと思う間もなく爆睡したので、朝は早めに起きて作戦を考える。

パドックに着いたら、決めた「することリスト」に従って作業。
  1. バッテリーを加温充電
  2. ギヤ比変更
  3. タイヤ交換
  4. リムテープ交換
  5. カンペつくり
  6. 車両の目張り
バッテリー充電:
バッテリーはそれほど押し込まず、でもしっかり暖めるという「内部抵抗優先」の充電。
バッテリー回生の場合は、あまり初期電圧を上げるようにがんばっても、いい事がない…ような気がするので。
でも、しっかり暖めることは、回生効率を上げるためには重要です。
結局ドタバタしてて、走行前の内部抵抗は測らずじまい。バッテリー選択は吉と出たのか!?分からない!!(笑)


ギヤ比変更:
ボリューム全開走行では、あまりにラップタイムが早く、常にボリュームを絞って走行していたとの事で、ギヤ比を下げます。
無負荷での速度が電圧は48Vで52km/hから49km/hになるようにして、大体3km/h速度を落とす感じ。

結構落とした印象ですが、ちょうど良かったようです。

あわせて、チェーンも交換。


タイヤ交換:
昨日の走行後、普段の自分だったら「問題なし!」というタイヤのコンディションでしたが、亀吉奥さんにタイヤチェックをして頂いたところ、微妙なキズを発見され、「交換しなさい!」と言われたので交換しました(笑)

というか、朝パドックに着いたら、もうタイヤが外されていました(笑)

#新品タイヤを投入するリスクと、微妙なキズのリスク、僕は新品タイヤのほうが怖いんですが…、まあ人それぞれですね。


リムテープ交換:
今年のリヤホイールは、去年の山梨で強烈な回生ブレーキによってニップルがリムからすっぽ抜けたホイールを修復したもの。
すっぽ抜けた原因は、スポーク穴の座繰りを深くしすぎて、ニップルがかかる部分のカーボンが薄くなりすぎたため。
なもんで、スポーク穴を別に開けて組みなおしました。また、スポークパターンも変更しました。
一応駆動側は4本組み(スポーク穴4つめのスポークを交差させていく)。非駆動側はラジアルです。スポーク本数は16本。「おちょこ」は均等なので、スポーク本数は左右同じです。

こんなかんじ

そんなわけでリムに使わない穴がたくさん空いていたのですが、ホイールを組んだときにリムテープの手持ちがなかったので、テキトーなビニールテープをリムテープ代わりにして、とりあえず空気を入れたのです。
レース前にリムテープを変えなきゃなぁ…と思っていたのですが、すっかり忘れていた!

というわけで、昨日パンクしなくて良かった良かったと思いつつ、リムテープを貼りなおし。


カンペ:
これはマサヨ様に依頼。
目標周回数ごとに、使用できる積算電力、必要なラップタイムの一覧表を作成。
また、キャパシタの最大電圧なども忘れないようにメモ(これは手に書いてた?)。


目張り:
Gillesは“ジョックル製法”で継ぎ目がピシッ!と合っている…かと思いきや、意外と有ってないので、(特にフロントのホイール外し用カバー)テープで目張り。シッポも取り付けた後にしっかり目張り。
これをやっていて気づくのが、タイヤ周りの切り欠きの大きさ。デカすぎだね。まあ菅生はいいけど、秋田は極力塞ぐべきだね。


そんなこんなで準備してると、すぐにグリッドインの時間に。
スタート45分くらい前にグリッドイン。
と、ここで昨日プリチャージ用に作った配線のひとつが見つからない!
急遽別な配線をバラして作成。

スタート40分前に充電終了。バッテリーをグリッドへ。

スタート30分前からバッテリー&キャパシタ放電チェックが開始。

ポールポジションの特権で、時間ピッタリにチェックをしてもらい、すぐにプリチャージ開始。

「面倒なプリチャージ」とは、浪越の効率は、入力と出力の電圧差が少ない方がイイ為、キャパシタの電圧に合わせてバッテリーを12V(4並)、その次に24V(2直2並)、最後に48V(4直)と組み替えてプリチャージをするという手法。

これは4並用の配線。
ひとつでも繋いだら、残りのプラスとマイナスは絶対に接触させてはなりませぬ!(笑)

とても面倒&間違うと大変&本番では初めてなので、結構緊張しました。
30分時間が有るので間違えないように慎重に。
あまりに時間がなかったら、24Vはすっ飛ばそうかなとも思ったのですが、全部できました。

予定通り20分くらいでプリチャージ完了。

そして、毎回やろうと思いつつ、時間がなかったり、ハンダがうまく乗らなくて諦めていたバッテリー端子のハンダ付けも出来た!
櫛引さんに「おーーい、今頃ハンダ付けかーーー?」と茶々入れられたりしたけど、予定通りの作業でした(笑)

マサヨ様に乗り込んでもらって、電話のチェックをして、カウルを閉めて…3分前!時間ピッタリ!

これでスタート前の準備は完了!
やるべきことは全てやった!!


長くなったのでひとまずここで〆。

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