白浜なき今、もっとも中途半端な作戦が要求される山梨です。
ちょっとどうしようかと思いましたが、カントクが「定電流でいこう!」と言って来ましたので、定電流放電での作戦を検討していきました。
キャパシターは13.5V 100Fを4本ミツバさんより借りることが出来ましたのでそれを使うことにします。
手持ちの2.5V 600Fよりも軽くなるのがメリットです。内部抵抗も低い?らしい。
作戦を考えるにあたって定電流方式の作戦をとると何がどうなるかよく分からないので、シミュレーションしてよさげなパターンを手当たり次第探すことに。
浪越の使い方を昇圧方向で考えていたのですが、キャパシター電圧が下がってバッテリー電圧と同じになったときに、浪越コントローラー内のダイオードの都合上バッテリーからも取り出すことになってしまう。
これはまあ、別に悪くはないと思うのですが、定電流(力)放電で、バッテリーのエネルギーマネージメントが非常にやりやすいというメリットがなくなってしまう。
(アイシンAWさんはこれを承知で意図的にやったのかな?)
というわけで、12Vからの昇圧でチャージしてキャパシターを24V近辺で使うようにしようかな…と。とすればキャパシター電圧がバッテリー電圧まで下がることはありません。
(浪越の効率が良い使い方の実験はしてないので、この使い方が効率が良いか悪いかはよく分かりません、反省ポイントその1です)
幸いなことにコースは単純なのでシミュレーションのいじるパラメーターは少なめなので助かります。
と…思ってましたが…予想外にラップタイムと回生量とキャパシター電圧(上限と下限)と折り返しスピードのいいバランスポイントが見つからない…。
折り返しを全く考慮に入れてない恐ろしいシミュレーション途中経過 ギヤ比の設定も殆どラップタイムには影響せず、キャパシター電圧がバランスする電圧が変わる位。
うーーん、単純な定電流にはスマートな”解”はないのかなぁ?という予感を感じつつ、いや!どこかにいいバランスがあるはずだ!!
と色々シミュレーションのパラメーターを変えるが…ダメだぁー。
もう
煮詰まって焦げ付いた!!と気づいたのは出発日。
折り返し減速のために昇圧回生をしたらキャパシター電圧の上限を超えがちになりそうなのは見て見ないふりにしていたが絶対まずいよなぁ…
しょうがないから2.5V600Fでも直列に繋いで…とか山梨に向かう車の中で物凄い眠気と戦いながら考えてました。
(これはミツバ斉藤さんに指摘されるまでダメだということに気づきませんでした、焦げ付いてましたねぇ…)
会場について、むむむーーー、とか思いながら2.5V600Fを2直追加しようとしていると、それをミツバ斉藤さんに発見され、
斉藤さん:「よーく考えろよ、内部抵抗の違うのを直列に繋いだら、それぞれの電圧はどうなる?」
私:「ああああーーーー!」
ということでボツ!
「じゃあこれ使いなよ」と、なんと13.5V100Fをあと2本貸していただけました!
これで耐圧が40.5Vとなり安心です。
3直2並の40.5V66.67Fとなりました(かなりデカめ)。
3直だけでよかったんでは?と今考えるとそんな気もする(検討しなおす余裕がなかった)。
…とまぁ、トラブルはなかったものの、なかなかイッパイイッパイのレースでした。
つづく