昔のビットリアのラテックスチューブは品質が安定していなく、扱いづらい面もありましたが、最近ミシュランから発売されているラテックスチューブは扱いやすいです。
接着が簡単でゴム糊でどうにでも出来るのが良いです。パンク修理も、専用のパッチなどは要らず、ラテックスチューブの切れっ端を貼り付けるだけです。
改造も簡単です。
一般に売っている26インチを20インチにしたり、14インチにしたりも自由自在です。繋いで大きなチューブも作れるでしょう(必要ないけど)
秋田で使ったチューブはSuperEnergyさんより分けてもらった14インチラテックスチューブなのですが、これは微妙にサイズが大きくて膨らみが均一になりません。
サイズは少し小さめに作ってしまうほうが僕の好みです。どうせ円周方向にも伸びますから。
と…いうことで、
最近はその14インチチューブを少し短くすべく、夜なべ仕事でチューブを切り貼りしています。
その手順を紹介します。色々流儀があるようですが、とりあえず自己流ではこんな感じ。
- 一方の端をオーバーラップさせる長さを折り返して脱脂、他方はそのまま脱脂
- チューブを潰した半分より少し多めにゴム糊を塗る(両端)
- 半乾きになったら貼り合せる
- 折り返しを戻す
- 未接着部にハケでゴム糊を塗って貼り付け
- グイグイ指で押して圧着
接着のポイント:
ウイークポイントは二つ折りにしているところの端です。ここの接着に気を使いましょう。
- バルブをはがす
ライターで程よくあぶってやると剥がれます
念のためにヤスっておきます(#80くらい)
接着面と、補強(後述)をするなら表面のブチルゴム表面を荒らします。 - バルブ穴を開ける
どちらがチューブの内側になりそうか”野生の勘”で決めて穴を開けます。
(空気を入れないとどこが内側になるのかは分かりません!)
円周方向の位置については、オーバーラップの反対が良いと思います(重さのバランス的に) - 接着
脱脂をしてバルブとチューブにゴム糊を塗り、半乾きになったら貼り合わせて指でグイグイ押し付けます。
(チューブの切れっぱし)に穴を開けて貼り付けます。この場合はバルブの土台のゴムはヤスっておきます。
チェック
出来上がったら、ちょっと放置してから空気を入れます。(軽く膨らむくらい)
それで接着が問題なさそうであれば、接着部に粉を振ってタイヤに貼り付かないようにしてから、タイヤにセットして圧を上げて、一晩くらい放置します。
ラテックスチューブまめ知識
- 表面はヤスらなくても接着できます
- ライターであぶると接着面を剥がせます
- ミシュランのチューブはAIR-COMP LATEXでも、MTB用の26*1.75-2.00(だったかな?)を買うべし。(ロード用は超細いので使えません)
- マルニ工業(私はバルカーンを使っています)のページも参考になりますよ
- 失敗しても多少短くなるだけなので、再チャレンジ可能!
以前、コーザイさんの記事を見てビットリアMTB用 改20"を作った口です。
返信削除ミシュランのは色が飴色じゃないんでどうなんだろと思ってたですけど、ゴム糊で付くんですね(._.) φ
コメントどもです。
返信削除画像を増やしてみました。
ミシュランの接着はまったく問題がありませんが、透明性がないために未接着部が見えないので少々不安感が残ります。
(ビットリアの飴ゴムタイプは接着不足部は白く見えてすぐ分かりますよね、ちゃんと付いてれば透明になります)
バルブの形状がロットによっては写真と違うかもです。最近買ったAIRCOMP Latex 26x1.70/2.10 C1 PRESTA はバルブ固定のネジがありませんでした。パッケージには描いてあるのもその形状。
返信削除さすが、目の付け所が細かいっ!
返信削除えーと、ここで紹介しているチューブは実は”ビットリア”ブランドのチューブなんです。
ただし、チューブの材質的にはミシュランのものと同等(というかまったく同じ)です。
OEMなのかなぁーって感じです。
でもメーカーのポリシー(?)で、バルブは違うんですね。
と、いうことです。